ラージャヨガから見た。良い願いの奇跡。

どんなささいなことでも、感じ方を変えれば世界が変わる。

セルビアという国を知っていますか?

セルビアという国を知っていますか?

聞いたことはあるけど、どこだかよくご存知ない?

 

ルーマニアブルガリアといった

ヨーローッパの下の方に位置していて、(ギリシャより少し上)

面積は、ほぼ北海道と同じくらい。

人口は東京23区の人口より少ないくらいです。

 

セルビアに行ったことはありません。

(近くのギリシャには行ったことはありますが…)

 

f:id:goodwishes8:20190828190836j:plain

 

どうしてセルビアのことを考えているかというと

今日オンライン英会話DMMの担当の先生がセルビアの方だったからです。

 

いつもは時事ネタのニュースを英語でディスカッションするのですが

今日は、なぜかセルビアと日本の時差を聞いて

日本は18:00 セルビアは11:00でした。

先生が、このクラスが二回目のレッスンだよと言っていたことに

端を発して

先生のプライベートのお話に広がってしまいました。

(DMM英会話を長く続けていて今までに88レッスンしていますが、たま〜にあります、こういう展開)

 

おしんのような話し。(タラリラリラ〜というムード音楽を頭のなかで流して♪)

ニコラス先生は幼くして父親をなくし、16歳の頃から工事現場で肉体労働の仕事をしていたそうです。

学校に通いながらも、ほとんどはフルタイムで肉体労働の毎日。

幸い学校の成績は良かったので、先生は働きながら家計を支えるニコラス先生に

敬意を払っていて何も言わなかったそうです。

 

セルビアの学校は、厳しくはなく結構自由とのこと。

26歳の今に至るまでたくさんの仕事を転々としていました。

家業はチェリーの畑で、専攻は農業だったのだそうですが

チェリーは一年中手入れをしなくてはいけないのに

収穫しても、1キロの値段がわずか25セント(30円くらい?)

これではとてもやっていけないと、千本以上あったチェリー切り倒してしまったとか。

様々な職についても、週6日労働が当たり前、ランチ休憩もなく

残業代も支払われず、一ヶ月の平均給与は300ドル(約3万円)

国の経済状況が良くないので、今後国から脱出を考えているそう。

今でもセルビアでは多くの若者が豊かさを求めて海外へ移住しているそうです。

先生は、語学が堪能で他にもフランス語など語学の頭には恵まれていて

英語も自力で身につけたと。

いつか日本にも行ってみたいけど、飛行機代は12万円くらい。

これは4ヶ月分の給与にあたると言っていました。

2年前からオンラインの英会話レッスンの教師になり

生活は前よりは豊かで、今まで体験した意地悪な上司や雇用主もいないから

とても良い仕事だと言っていました。

 

小さい頃から

夏休みなどの長期のおやすみも

友人はあっちこっちに旅行に行っているというのに

自分はずっと働くしかなかった。

他に生きるための選択肢はなかったと言います。

でも、いつでもポジティブに明るい側面だけを見ようと

今までがんばってきたと

自分の人生を誇りに思っているということでした。

 

あ〜日本の豊かさにすっかり慣れきってしまって

いろんなことを当然だと思って暮らしているけど

世界にはそんな人もいるんだな。と

先生の話しを聞いて感慨深かったです。

 

それよりも何よりも

一番私の心を打ったのは

先生の前向きな姿勢なんです。

 

きっともっと明るい未来がやって来るから

大丈夫ですよ。

と言ってレッスンは終わりましたが

オンライン英会話を続けることで

少しでも海外で貧しい暮らしを余儀なくしている

先生の助けになれればと思いました。

せめてもの協力で

ニコラス先生の評価欄のコメントに素敵な先生だからおすすめします!と

書いてみた。

 

もうちょっと頑張ろう!

そう思えたセルビアの先生との出会いでした。

チャンチャン!