韓国と日本の生きづらさを書く
今、日韓関係が最悪との報道が流れるなか…
『私は私のままで生きることにした』
という韓国のキム・スヒョンという方が書かれた本を読みました。
韓国は2回訪れたことがありますが
経済的成長の影で、学歴社会など偏狭な社会的な価値観の重圧が
あることにも触れていました。
そんななんともいえない生きづらい社会背景の中で
どう生きていけば良いのか。
幸せになるにはどうしたら良いのか
著者のキム・スヒョンさんは真剣に考えたのだと思います。
深い洞察とわかりやすいイラストで
国や文化は違っても、とても腹落ちするような内容でした。
(恐らくこの本は欧米の方にはあまり共感は得られないかもしれません)
・人生は大富豪がデパートでショッピングするのとは違う
「何を得るか」より「何を放棄するか」
・人生とは結局あいまいさに耐えるということ
・変化のために最も必要な資質はくたびれないこと。
焦りは捨てよう
・負けというのは他人をうらやましがることではなく
自分が持っているものを忘れてしまうこと
・特別ではないふつうの人生でもやれることはたくさんある
・自尊心とは自分でやってみること
・不合理な社会や他人からの採点に屈してはいけない。その正解の前におじけづいて自分の価値を下げてはいけない。
・心配しても明日の悲しみが減るわけではない。
心配は今日を生きる力を奪うだけだ。
起こってもいないことを心配するのは
戦争が起きるのが不安で防空壕で暮らすようなもの
すぐに使わないものを万一のために大量に買いだめするようなもの
・問題の実態に近づくには量ではなく深さが必要。
・私たちにできる最善のことは
今この瞬間を忠実に生きることだけ
・私たちは人生が不安だからと
あまりにも多くの荷物を持っている。
生きるのにそんなにたくさんの荷物はいらない。
人生の旅は長い。
できるだけ身軽に生きないと疲れてしまう。
人生をもっと軽くしたければ
不安のせいで捨てられなかったものたちと向き合ってそれらを捨てる
勇気を持とう。
・自分の幸せの決定権を玄関の外において
誰かがインターホンを押してくれるのを待つのはやめよう。
まとめ
この本を読んで、必要なのは深さというのが
個人的には心に残りました。
ただ表面でふわふわ漂っていた自分に、
今深さが必要なのだということを
思い知りました。
ラージャヨガでも
深みに行けば宝石が得られるという教えがあります。
(『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン著)