ラージャヨガから見た。良い願いの奇跡。

どんなささいなことでも、感じ方を変えれば世界が変わる。

おごらず、他人と比べず、面白がって平気で生きる。

樹木希林さんの本

『一切なりゆき』は、毎週重版が決定するという異例の自体だそう。

 

累計発行部数が100万部を超えたとか。

文春新書で100万部を超えるベストセラーとなったのは、2012年に年間ベストセラー1位となった阿川佐和子さんの「聞く力」以来とか。

 

希林さんが亡くなって、

彼女の偉大さんに気づく。

でも、本当は亡くなる前に出てくれてたら

希林さんにも伝わったでしょうに。

(亡くなった人に対して、人は過剰に

美談にしたりする

風潮もなきにしもあらず。

亡くなった者は強し…!)

 

何が感動するって

希林さんの“感受性”

芸能界という浮き沈みの激しい世界にいながら

流されず自分の感受性を大切にしながら

生き抜いた感じが

感動するんですね。

(少なくとも私には)

 

「おごらず、他人と比べず、面白がって平気で生きる」という

娘の也哉子さんが希林さんの

残した言葉として話していましたが

特にこの「平気で生きる」というところに

ただならぬ覚悟を持った生きる姿勢みたいなものを

感じます。

 

白い雪の中にいても

平然と赤い雪でいられる。

それくらい自分らしくいた人だったのだと思います。

 

特に

癌を発病されてからは

死ぬことと生きることに真摯に向き合って来られた。

 

死ぬ時に

「お世話様でした。とても面白かったです。納得いきました。フフフ」

と言って死にたいと

生前言われていたそう。

 

他人の価値観に振り回されがちな

芸能界という激しい状況の中にいても

そうならないために

自分はどうしたいのか?

何をすべきか?

自分の頭で考え、自分で動く

そしてその状況を

面白がって見る。

自分で幸せを見つけることが

「自立」と書いてありました。

 

一つひとつの言葉が

あたたかくて、

思わずジーンとしてしまう。

 

シンプルな人生訓が詰まっています。

 

ドラマの一場面一場面を楽しんで、遊離している

これはラージャヨガの教えの中にもありました。

 

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(『一切なりゆき』樹木希林